共焦点ラマンマッピングによるスキンケア膜の三次元分布の可視化

高い空間分解能で有機物の分布を成分ごとに可視化できます。

ラマン分光法の特徴

ラマン分光法は非破壊・非接触で測定可能で、真空を必要としません。また、共焦点ラマン顕微鏡は対物レンズと検出器側のレンズの焦点を共役配置にすることで、~400 nmの空間分解能で試料の状態や分布を観測可能です。これらの特徴を活かして、水分を多く含み軟らかい試料の成分分布を三次元で観測することができます。

スライドガラスに塗布した化粧膜の成分分布

スライドガラスに市販のゲル状スキンケア化粧品を製膜して共焦点ラマンマッピングにより表面(x-y)および断面(x-z)方向の測定を実施し、主成分分析により成分とその分布を調べました。多変量解析を用いることで、原料成分の種類やラマンスペクトルが不明でもデータから成分を推定して、その分布を解析することが可能です。

主成分分析により分離したスペクトルと表面の成分分布

主要な5成分を分離しその分布を可視化しました。深さ方向(x,z)の複合イメージからは、基板側と表面側で組成が異なり、油分が表面にコラーゲンが基板側に多く分布する様子がわかります。
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