パワー半導体実装用Agナノペーストの熱特性評

新規高温接合材の材料開発を支援します。

SiCなどの次世代パワー半導体は、⾼いジャンクション温度 (Tj>200℃) でも⾼効率かつ安定して動作することが期待されていますが、周辺部材、特にダイチップを保持する高温接合材への耐熱要求は⾼く、新規材料の開発が盛んに行われています。そのなかでもAgナノペーストはバルクのAgよりも低温で焼結後、バルク材と同様の耐熱性・熱伝導性・接合強度・熱伝導性が得られるため注目されています。

Agナノペーストの接合条件最適化

TG-DTAでは、加熱に伴う重量減少や発熱・吸熱反応を調べることが可能です。市販のAgナノペーストについて本評価を行ったところ、雰囲気によって異なった挙動を示しました。
これらの分析結果をもとに接合条件 (温度や雰囲気) 等の最適化を行うことができます。

接合時の揮発成分分析

接合時の揮発成分や酸化分解成分はGC-MSにより詳細に調べることが可能です。
不活性雰囲気とAir雰囲気の結果を比較することで、以下成分がAgナノ粒子に塗布されていることがわかりました。

●揮発成分:
ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセタート、
ジエチレングリコールモヘキシルエーテル

●酸化分解成分:
各種アルデヒド類、アセテート類

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