高感度TEM-EDXを用いた排ガス浄化触媒の三次元解析

貴金属・助触媒の分散状態や基材の空孔構造が把握できます。

Ce系排ガス浄化触媒の三次元元素分布

自動車の排ガス浄化触媒において、担持貴金属や助触媒の分散状態や粒径を把握したり、基材の空孔構造を把握することは、触媒性能の向上や劣化解析を行う上で大変重要です。

当社では独自の前処理法により、「貴金属・助触媒の分散状態」の評価や、「触媒構造を保持したままでの触媒層構造」の可視化を進めてきました。さらに、三次元の元素分布が得られるようになり、触媒性能と関連のある様々な3Dパラメータを定量的に把握することが可能になりました。

Pt分布を画像解析することで、粒径分布や最短重心間距離 (分散状態の指標) を算出できます。 
耐久によるシンタリング (金属凝集) が起こるとPt粒が粗大化するため、劣化の指標になります。

アルミナ基材の空孔径分布

空孔を球相当の粒子と仮定して、空孔径分布を評価できます。
初期の空孔径分布はガスの流れやすさの指標になるほか、劣化により粗密さが変化する場合もあり、これらを局所的に把握することが可能です。

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