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TEMにより活物質の形態･結晶構造の解析が可能です
NIB正極活物質の劣化解析
ナトリウムイオン電池 (NIB) の正極では、充放電にともない繰り返しNaが出入りすることで、活物質の形態や結晶構造の変化が生じ、容量低下･抵抗増大の一因となります。TEMの高分解能観察および電子回折図形、EDX分析により、正極活物質における劣化現象を解析することが可能です。
TEM/STEMｰEDXによるNIB正極活物質の微細構造解析
初期品および400サイクル品正極 (活物質：NaFe1/3Mn1/3Ni1/3O2) について、TEM/STEM観察とEDX分析を行いました。サイクルにともなう二次粒子割れ、一次粒子内のクラック発生、活物質表面およびクラック箇所でのNa欠損と結晶構造の変化が確認されました。
※表中の各画像はクリックで拡大可能
| 初期品 | 400サイクル品 | |
| BF- STEM 低倍率像 形態観察 |  |  |
| BF- STEM 拡大像 電子回折 図形 結晶構造 解析 |  |  |
| EDX Ni, Naマップ 元素分布 調査 |  |  |
| 高分解能 TEM像 FFT像 局所構造 解析 |  |  |
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