3D-TEMにより、触媒の微細構造を立体的に調べることができます
燃料電池触媒の三次元微細構造
固体高分子型燃料電池の触媒はナノメートルオーダーに制御された微細構造を有します。これらの分散状況を立体的に把握するには、TEMレベルの空間分解能における三次元観察法が有効です。TEMの三次元観察法としては、ステレオ観察法と三次元トモグラフィーが挙げられます。
Pt (粒径小) 試料は、30~40nmの径を持つカーボン粒が立体的に、また、カーボン粒の上には数nmの白金粒が均一に散布している様子が観察されました。また、Pt (粒径大) 試料はカーボン粒径は30~40nm、カーボン粒上の白金粒径は約10nmで均一に分散している様子が観察されました。


