in-situ XRDを用いた正極活物質のリアルタイム結晶構造解析


in-situ XRDを用いて、リチウムイオン二次電池の充放電過程における正極活物質の結晶構造変化をリアルタイムで観測できます。
 
【目次】
 1.正極活物質の結晶構造変化
 2.通常のXRD法によるLi(Mn, Co, Ni)O2の結晶構造変化
 3.in-situ XRD法によるLi(Mn, Co, Ni)O2の結晶構造変化
 [関連情報]

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1.正極活物質の結晶構造変化

正極活物質では充放電に伴うリチウムイオンの出入りで結晶構造の変化が生じます。繰り返し充放電を行うとこれらの変化の可逆性が失われ、容量の低下につながります。
in-situ XRDを用いた初期品と耐久品での結晶構造の分析により、劣化の容量低下原因を調べることができます。

2.通常のXRD法によるLi(Mn, Co, Ni)O2の結晶構造変化

500cyc品で格子定数の変化が観測されました。
格子定数算出結果 (Å)
 a軸c軸
初期品2.86914.28
500cyc品2.86014.30

3.in-situ XRD法によるLi(Mn, Co, Ni)O2の結晶構造変化

in-situ XRDを測定することにより、正極由来のcycle劣化容量低下原因の評価が可能です。
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