熱分解GC-MS及びTG-DTAを用いたLIB電極バインダーの定性定量分析

リチウムイオン二次電池の性能に深く関わる電極バインダーの樹脂種と、その比率がわかります。

リチウムイオン二次電池の電極バインダーはSEI膜の代替を果たす場合もあり、電池特性に重要な役割をもっています。
そのため、そのバインダーの種類と量を把握することは大変重要です。

熱分解GC-MSによる負極バインダー樹脂種の定性分析結果

熱分解GC-MSにより、主にSBR、その他にCMCおよびアクリル樹脂が混在していることがわかります。

TG-DTAによる負極バインダー比率の定量分析結果

TG-DTAによる分析の結果、バインダーの熱分解による減少分、つまり電極全体に対する、バインダーの割合は、2.8%と推測されます。

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