PFG-NMRによるセパレータ中のリチウムイオン拡散係数測定

セパレータ中のリチウムイオンの拡散係数を精度良く測定できます

セパレータ中でのイオンの動きやすさを評価

リチウムイオン二次電池の急速充放電時に要求される出力特性は、電池内のイオンの動きと密接に関連します。高磁場NMR装置 (600 MHz) を用いた拡散NMR測定により、電解液を含浸したセパレータ中でのリチウムイオンの拡散係数を精度良く測定することができます。さらに、厚さ方向、面方向を選択的に観測できるため、セパレータの異方性の評価も可能です。

PFG-NMRによるセパレータ中のリチウムイオン拡散係数測定

勾配磁場を加えることで、分子の移動距離 (⇒拡散係数) を調べることができます。

パルス磁場勾配 (PFG) のかかっている方向のリチウムイオンの拡散を選択的に観測できます。

PFG-NMR測定によるリチウムイオン拡散係数の方向依存性

今回用いたセパレータ試料には異方性があり、面方向 (Y方向) にはリチウムイオンが比較的動きにくいことが分かりました。

掲載資料をダウンロードできます。

PDF形式
左のアイコンをクリックすると、別ウインドウで開きます。

資料のダウンロードにはお客様情報の入力が必要となります。

×

分析についてのご相談などお気軽にお問い合わせください。