お問い合わせ
ナノインデンテーション法の活用により導電性向上に必要な緻密性の評価が可能です。
全固体電池における課題と評価法
全固体電池では、導電性を向上させるために電解質同士や活物質との界面を密着させることが重要ですが、緻密性をそのまま評価することが困難でした。当社では、大気非暴露ナノインデンターと球形ナノインデンテーション法の組み合わせにより、大気活性が非常に高い全固体用電解質の力学物性と緻密性評価が可能です。
全固体電池用電解質の力学特性評価事例
市販の硫化物系電解質 (LGPS) を用いて、圧粉成型時の圧力を変えたペレットを球形ナノインデンテーション法で測定したところ、圧粉圧力の増加に伴い緻密化していることが確認できました。さらに、GB-NIを用いて局所的に再プレスを行い、その部位を測定したところ、緻密化が進みその弾性率が結晶に匹敵する値まで増加することが分かりました。
全固体電池材料の材料選定や最適な粒径の確認、生産工程における緻密性の評価などへの応用が可能です。また、球形NI法以外の特殊な試験への対応も可能ですので、ご相談ください。
掲載資料をダウンロードできます。
PDF形式
左のアイコンをクリックすると、別ウインドウで開きます。
資料のダウンロードにはお客様情報の入力が必要となります。
お問い合わせフォーム