低真空クライオSEMによる液状物の微細構造の可視化

液状物を含んだ試料の形態観察が可能です

クライオSEMを用いた微細構造観察

低真空クライオSEMでは、従来のSEMで困難だった液状物を含むサンプルの形態観察が可能です。
市販のアイスクリームを観察したところ、氷と脂肪分の形態や分散状態を捉えることができました。味や触感と密接な関係がある氷や脂肪分を可視化することができます。

燃料電池の触媒インクの分散状態の可視化

燃料電池の触媒層は触媒インクを用いた塗布技術により成膜しています。今回、クライオSEMで触媒インクの微細構造を観察した結果、アルコールリッチと水リッチのインクでPt/C凝集粒サイズに違いが見られました。さらに、それらの触媒インクを用いて、触媒層を作製したところ、膜質に違いが見られました。これらの結果から、触媒インクの段階での微細構造とそれらを用いて作製した触媒層の膜質には大きな相関があることが示されました。

掲載資料をダウンロードできます。

PDF形式
左のアイコンをクリックすると、別ウインドウで開きます。

資料のダウンロードにはお客様情報の入力が必要となります。

×

分析についてのご相談などお気軽にお問い合わせください。