固体高分解能NMR法によるポリマー材の化学組成解析

数mgの少ない試料でも高分解能でポリマー材料の化学組成解析が可能です。
 
 
【目次】
 1.固体NMR法による架橋ゴムの化学組成分析
 2.数mg程度の試料についても感度良く測定可能に
 3.最後に

1.固体NMR法による架橋ゴムの化学組成分析

アクリルゴムは耐熱性、耐油性、耐候性などの点で優れ、各種シール材、パッキン、ホース等で広く用いられています。構成モノマーの種類と量などによって示す性質が異なるため、化学組成の把握は非常に重要となります。

アクリルゴムを構成するモノマーユニット
各種アクリルゴム製部品の固体13C NMRスペクトル

2.数mg程度の試料についても感度良く測定可能に

600MHz NMR装置の導入に加えて、最新のプローブや分光計の活用により、感度・分解能が向上しました。微量 (数mg) な試料についても感度良く測定できるだけでなく、様々な核種の高分解能スペクトルを得ることができます。

従来装置との比較

MAS:Magic Angle Spinning (マジック角回転)

3.最後に

ポリマーや常磁性材料の高分解能1H,19F NMR測定、リチウムイオン電池の正極材の高分解能 Li NMR測定等に有効です。
 
 
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