燃費向上につながる摩擦特性制御の総合解析

摩擦特性の制御機構を把握することで、品質向上へとつなげます

トライボフィルムの超低摩擦化機構の解明

水素フリーDLCコーティング表面において、オイル中で摺動試験を実施したところ、エンジンオイルの添加剤に由来するトライボケミカル反応被膜 (トライボフィルム) が確認できました。
トライボフィルムはDLCコーティングと化学結合した分子鎖を形成し、ナノメートルスケールの微細構造と摩擦係数を低減させる効果があることがわかりました。

●原子間力顕微鏡 (AFM) による摺動表面形態観察

フリクション低下は表面粗さではない

●AFM位相イメージ法によるナノ構造観察

トライボフィルムの形成を確認

●XPSによる摺動表面の化学状態

形成メカニズムが判明

エンジンオイル添加剤の改良と摺動面被膜の耐圧・摩擦特性向上

MoDTCを含むエンジンオイルにおいて摺動面被膜を分析したところ、MoS2形成による低摩擦化が確認できました。添加剤の効果を把握することで、目的に応じた使い分けや改良を実施することができます。

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