サブミクロン領域の非接触赤外分光分析 (光熱変換赤外分光法:O-PTIR)

従来のFT-IRでは分析困難な微小領域の成分・構造を明らかにします

光熱変換赤外分光法 (O-PTIR*) の原理と特徴

O‑PTIRは、赤外光吸収による光熱変換を可視光で検出することで、高空間分解能の赤外分光を 可能にする手法です。FT-IRの空間分解能不足や、Ramanの蛍光・感度・ダメージの課題を回避し、非接触・非破壊・薄片化不要で分析できます。微小異物、相分離、多層膜、界面構造、局所劣化などを可視化でき、材料開発や不良解析、電子材料・医薬・バイオ分野の微細構造解析に有効です。

Optical Photothermal IR Spectroscopy
O-PTIRの原理
 O-PTIRの特徴 
     ・ 高い空間分解能
        赤外光ではなく可視光で検出するため、サブミクロン分解能を実現
  •  ・ 非接触測定
        カンチレバーを必要とせず、柔らかい試料や不均一試料にも適用可能
  •  ・ 従来IRと同等の化学情報
        得られるスペクトルは通常のFT-IRと対応し、官能基解析が容易

湿布 (パップ剤) における薬効成分の分散状態評価

高空間分解能かつ非接触測定により、柔らかく粘着性のあるパップ剤でも、薬効成分 (サリチル酸グリコール) の分布を可視化することができます。設計・品質などへのフィードバックに有効です。
薬効成分の分散状態
O-PTIRスペクトル
*本分析は再委託分析となります
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